2013年10月31日

師と共に過ごせた10月

師の来日の為に動きだした昨年の1月以降、私は自分の活動は自発的には行なわず師の来日の事ばかり考え動いていた。昨年秋は残念ながら師の都合の為直前に中止となってしまったが、今年の冬に再度師との間で来日の話になった。私は器用にあれもこれも動かせるタイプではないし早急に色々物事を進めるのも性に合わないので、結果として2年近くこの10月の為に活動をしていた事になる。1日に空港へ師を迎えに行き、31日に無事インドへと出国された。

彼とは18年のお付き合いになる。インド音楽の師弟関係ではあるのだが、それ以上に大親友であり、兄弟であり、家族である。自分の人生を振り返っても、一緒に過ごした時間の長さが全てではないとはいえ、18年以上交流し続けている人は数える程しかいない。そんな彼と日本で過ごした10月は、今振り返ると「感謝」これに尽きる。

私は今まで色々な局面で奏者としてその場を迎える事が殆ど。つまりステージでスポットライトを浴びる立場だったのだが、今回は裏方としての役割だった。そういう役割は今までも当然した事があるのだが、企画・主催・運営と全ての事で自分が携わったのは初めての経験だった。おかげで色々な事が今まで以上によく見えた。
ひとつの公演に対してたくさんのスタッフが関わる。現状ではスタッフに報酬を支払うのは難しいのだが、彼らは金銭的な見返りを期待せず献身的に役割をこなす。そして奏者は素晴らしい演奏で人々の喝采を浴び報酬を手にする。現状手作りの公演というのはこういう状態である。

私達が一体どれ程の人々のお力添えで今まで活動してこられたのか。光の当たる場所で演奏をこなし感謝し報酬を手にしてきた時には、必ず光の当たらない所で無報酬で献身的に関わって下さった人達がいる。誰もがわかっている事ではあるが、彼ら彼女らから見た奏者という立場の私達は果たしてどうあるべきなのか。どういう「人間」であるべきなのか。この気持ちは今回とても強く再認識し、最後に師とも話したサブジェクトである。

私は師の演奏が大好きで、師の音が大好きで、師の人間が大好きである。
そんな彼の演奏をたくさんの人に届けたかったので、今回は本当に色々な方にお力添えを頂いた。おかげさまにて公演会場にも色々な方に足を運んで頂けた。数年連絡を取っていないような友人にも連絡を取り、たくさんの方が久しぶりに会いに来てくれた。師のケアもたくさんの人が協力してくれた。

本当にありがとうございます、という言葉では足りないと感じる程だがそれ以上の言葉もまた見つからない・・・それでもやはり、全ての方へ。私の為、師の為、公演を催して頂き、お力添えを頂き、公演を見に来て下さり、ケアして頂き、本当にありがとうございました。
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posted by J at 21:00| Comment(0) | 日記
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